エネルギーレベルとはなんですか?

ANBAIの重要な指標、エネルギーレベルに関して説明します。


「エネルギーレベル」とはなんですか?

自律神経の活動量を、過去100万人以上のユーザーから得られた心拍変動データにより、朝の平均値を100として指数化したものです。

自律神経には、あなたの身体が様々な刺激・ストレスにさらされた時に、身体の状態をストレスや状況にうまく適応するようにコントロールする役目があります。

この自律神経の働き具合を数値化したものがエネルギーレベルです。

通常は、朝の時点でのエネルギーレベルが最も高く、日中はそれより低下していき、また睡眠をとることでエネルギーレベルは回復する、というサイクルを繰り返しています。

数値が高いほど、その時の自律神経活動が活発であることを示し、現在の身体がストレスに対応し、回復できる余力があると考えられます。

逆にエネルギーレベルが低下していると、こうした身体の調整能力の余力があまりない状態と考えられます。

数値の範囲

真ん中の100を基準値(標準的な値)として、50–150の範囲で表示されます。

年齢や性別の違いも含め、個人差がありますが、大まかな目安は下記のとおりです。

エネルギーレベル 目安
115 以上 やや高め
100 前後 平均的
85 以下 やや低め

測定後に、「高め」「低め」といった判定が表示されますが、この判定は測定を繰り返すことで、あなたにあった基準で行われるようになります。

エネルギーレベルからわかること

エネルギーレベルが高い日は、よりアクティブになろう

重要な仕事やアクティブな活動など、心身への負荷が大きい活動を行う際には、自律神経の活動が活発なほうがよいので、その日のエネルギーレベルが高いほうが好ましいと考えられます。

ただし、エネルギーレベルが高くても、自分の体調が悪いと感じる場合は無理をしないようにしましょう。極端な疲労や風邪のひきはじめなどに、身体がそれに対応するために自律神経が通常より活発に働くこともあります。

自分の感覚 でも調子は悪くなさそうなら、思い切ってアクティブな活動をしてみましょう。

エネルギーレベルが低い日は、身体の声を聞こう

通常の日常生活でも、意識していなくてもさまざまなストレスにさらされていますので、日々のエネルギーレベルはある程度波打って上下するのは至って普通です。

そのため、急に低くなってもいきなり深刻になる必要はありません

ただ、いつもよりエネルギーレベルが低い場合、できる範囲で少し自分をいたわる意識を持つことで、翌日やその後のコンディションを保てる可能性があります。

特に急に低下したときは、少し休息を意識してみるのがよいでしょう。

エネルギーレベルがしばらく低下傾向にあるとき

毎朝計測していると、アプリ内のグラフでエネルギーレベルの傾向が表示されるようになります。

energy_level_trend_down

このようにエネルギーレベルが日に日に低下している場合は、日中にストレスによって消耗した分に対して、休息による日々の回復が間に合っていない可能性があります。

この傾向が長く続くのはあまり好ましくありませんので、負荷と休息のバランスを意識してください。

  • 睡眠時間は十分確保できていますか?

    • 眠る前のアルコールなどは睡眠を浅くし、回復の妨げになります
  • 日中に自分を追い込みすぎたり、頑張りすぎていませんか?

    • 機を見て、一時的にペースを緩めることができないか考えてみましょう

定期的な運動でエネルギーレベルが向上する

運動習慣がある方(とくにアスリート)は、平均的にエネルギーレベルがより高くなる傾向があります。

特にウォーキングやランニングなどの有酸素運動を数週間から数ヶ月に渡って習慣的に行うと、エネルギーレベルが中長期的に上昇する傾向にあります。

もし運動習慣がない場合、まずは散歩を定期的に行うようにするとよいでしょう。

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